経済学は宗教?

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経済学は宗教?

株が上がると景気がよくなる、と多くの人は思い込んでいますね。
そして、実際に株が上がると、株を持っていない人(つまり株の値上がりで損も得もしない人)たちも、「なんだか得した」錯覚を覚えるようです。

 

もちろん、「株が上がる」→「投資家や株の持ち主が儲かる」→「その人たちがお金を使う」→「お金がめぐりめぐって株に関係ない人にも回ってくる」という、「風が吹けば桶屋が儲かる」的なロジックもあるにはあります。
しかし、現実的には、ある会社の株価が上がったからといって、隣町の洋裁店が儲かるわけではありません。

 

では、これはどういうことなのでしょう。

 

「現在の経済学には、明らかに宗教的要素がある」と評しているのがエコノミストの中原圭介氏です。
中原氏の手による東洋経済の記事によれば、

 

現在、アベノミクスが掲げている「インフレ目標」という政策は、インフレ率の目標値を掲げることで「インフレ期待」に働きかけ、経済活動を活性化させることを謳っています。 つまり、「もうすぐ物価が上がるから、いまのうちにお金を使ったほうがいい」「物価上昇に備えて、預金だけではいけない。早く株を買ったほうがいい」などと、人に暗示をかける性格のものです。

 

とあります。
なるほど、「人に暗示」ですか。たしかに「宗教くさい」かもしれません。
アベノミクスに関する日経新聞の記事では「景気は皆がよくなると思えば本当によくなるという面があります。これは経済学が認める法則です」とあり、さらに「ですから安倍首相は『評論家特有の自虐的な発想にのみ込まれてはいけない』と強気一辺倒」…とあります。

 

さらに、もともと経済学の祖と呼ばれるイギリスのアダム・スミスが敬虔なプロテスタント信者であり、「国富論」の中でも「神の見えざる手」についての記述があります。

 

つまりは、経済学そのものが非合理的なものであって、物理学のような自然科学と同じような扱い方をしても期待通りの結果は得られないということなのでしょう。

 

株式投資にしろなんにしろ、どこかに「神の見えざる手」を意識していないといけないようです。

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